9/25「伝統的建築と環境性能」トークセッション@東京ビルTOKIAガレリア

9月22日〜10月2日まで、世界最大級の建築イベントUIA(国際建築家連合)大会が東京丸の内地区で行われます。期間中、丸の内では数々の講演会、テーマセッション、ワークプログラム、展示などがめじろ押し。

この新たな都市と建築の知識を深め、震災を乗り越えた2050年のサスティナブルな未来の姿を考える貴重な機会に、「伝統的建築と環境性能」題したトークセッションが行われます。伝統的建築のつくり手として、木の家ネットの古川&日高保さんも語ります。省エネってなんだろう?伝統的な住まいと省エネの関係は? これからできようとしている戸建住宅改正省エネ法とは? 7月に公開した「夏涼しく、冬暖かい 木と土の家をつくる」特集とも関わる内容です。ぜひ、足をお運びください。

企画内容
東日本大震災にみまわれた日本全体において、今後は環境負荷の少ない社会や価値観の見直しが求めれている。そのような中で「省エネ」が叫ばれてはいるが、実際の家庭のエネルギー消費量は逆に増えている。2050年のCO2の排出量を50%削減を目標とした国のビジョンにより、住宅における省エネの法的規制をかける戸建住宅改正省エネ法が立案されている。

これは住まいを高断熱高気密化する事によりエネルギー消費量を減らすことを目的としている。伝統的建築物は土・紙・木・藁で造られているため環境負荷が少ないが、温熱環境においては従来のままの作り方では断熱・気密性能を高くすることは難しい。日本の文化や伝統的住まいの継承を大事におもう実践者や建築家は 戸建て住宅改正省エネ法が成立すれば伝統的建築物の建設が難しくなるという危惧をもっている。立案中である今、伝統的住宅の環境性能について環境専門家と伝統的建築の実務者の両者の意見の理解をふかめる対談の企画である。

日時
9月25日(日)15:30分~17:30分

場所
東京ビルTOKIAガレリア(東京フォラムとなり)

より大きな地図で アクセスマップ(東京ビル TOKIA) を表示
(JR東京駅丸の内南口より徒歩1分)

登壇者
井口直巳
モデレーター JIA環境行動ラボ副代表

澤地孝男
独立行政法人・建築研究所の環境研究グループ長。「自立循環型住宅ガイドライン」の全体調整者 
http://omsolar.jp/info/interview12.html

前 真之
東京大学大学院工学系研究科 東京電力寄付講座 准教授。日経アーキテクチャー「エコハウスのうそ」連載中 
http://labf.t.u-tokyo.ac.jp/shoukai/mae.html

古川 保
木の家ネットつくり手会員。すまい塾古川設計室主宰(熊本県熊本市)
インタビュー http://kino-ie.net/interview_262.html
つくり手リスト http://kino-ie.net/member/index.php?e=86

日高 保
木の家ネットつくり手会員。きらくなたてものや主宰(神奈川県鎌倉市)
インタビュー http://kino-ie.net/interview_352.html
つくり手リスト http://kino-ie.net/member/index.php?e=86

参加費
無料
※ イヤホーンを利用できる席が80席あります。PAは使いません。先着順で着席いただきます。

主催
UIA 2050 EARTH CATALOGOE展 実行委員会

UIA(世界建築会議)とは?
著名建築家や技術者、研究者、学生など約1万人が3年に一度世界中から集まる、“建築界のオリンピック”とも呼ばれる世界最大級の建築イベントです。およそ1週間の大会期間中、講演やセミナー、プレゼンテーション、ワークショップ、展覧会、ツアーなど、大会テーマに基づく多彩なプログラムが開かれ、これからの建築や都市のあり方を探っていきます。
http://www.uia2011tokyo.com/ja/about/

2050 EARTH CATALOGOE展 実行委員会とは?
2050 年社会の英知とヒント、思想を、「Environment/環境」「Culture/文化」「Life/生命」の3つのテーマで展示します。世界が1つになり、災害を乗り越え、持続可能な社会に近づくよう、来場者それぞれが「2050 年の社会」を考え、世界に発信するきっかけとなるようにと願いを込めています。
http://www.2050earthcatalogue.com/

9/24から10/1まで東京ビルTOKIAガレリアでは、連日、トークセッションを行っています。タイムテーブルをご覧ください。
http://www.2050earthcatalogue.com/session.html

共催
UIA 2011 東京大会 日本組織委員会(JOB)

協力団体
JIA環境行動ラボ
東京建築士会環境委員会

【被災地応援イベント】「ありがとうを未来につなげたい」@9/20 晴海ふ頭ターミナルホール 譲り合えば足りる!分け合えば余る!~つながれた命を、つないでいく命に~

ご自身の津波で自宅と事務所を流されていながら「復興に向かう石巻に来て、見てください」と、10/9-10に石巻で行うの木の家ネット総会(第11期総会 宮城大会)の実行委員長をしてくださっている宮城県石巻市北上町十三浜 佐々木文彦さんより、次のようなおしらせが来ました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宮城県石巻市北上町十三浜相川地区にて、災害発生当初より様々な支援活動を行ってきてくださった、宮城県のNPO法人 水守の郷・七ヶ宿の理事長 海藤節生様(元ハウンドドック ベーシスト)が、石巻市北上町十三浜の復興のために、チャリティーイベントを開催してくださることとなりました。スライドショーなども上映され、現地の様子も見ていただけると思います。

私も十三浜の集落代表のひとりとしてパネラーで出演します。東京近辺の方、ぜひおでかけください。

タイトル
「ありがとうを未来につなげたい」
海藤節生 石巻市北上町十三浜震災復興チャリティトーク&ライブ

譲り合えば足りる!分け合えば余る!
~つながれた命を、つないでいく命に~

日時
2011年9月20日(火) 開場17:30 開演18:30

場所
晴海ふ頭ターミナールホール

出演
海藤節生(元ハウンドドック ベーシスト)、佐藤雄也 ほか ゲスト多数

ちらし


  

チケット
先行予約 ¥4,000(Oneドリンク、ヴィッフェ) 当日¥5,000 
※収益はすべて被災地へ義援金として使わせて頂きます。

予約・問い合わせ
メール setok@hotmail.com
TEL/FAX:0224-37-2171


佐々木さんの掲載記事
佐々木文彦さんの震災後の近況をうかがい知ることのできる雑誌記事を2点ご紹介します。

■雑誌「家庭画報」のVol.32、2011年9月号に「暮らしを守る家」が掲載されました。

クリックするとPDFファイルをご覧いただけます。
ご購入はこちら

■2011.07.30 雑誌「Replan Vol.32」への掲載情報
雑誌「Replan」のVol.32、2011年7月21日号に「北上川を望む家」が掲載されました。


クリックするとPDFファイルをご覧いただけます。

ご購入はこちら

【会員限定イベント】10/8-10 第11期総会宮城大会のおしらせ




今年の木の家ネット総会は、昨年11月の鎌倉総会で、宮城県石巻市の佐々木文彦さん(ササキ設計) が実行委員長となって、10/8(土)-10(月)に宮城で開催することに決まっていました。その後、今年3月の東日本大震災で、北上川の河口に住む佐々木さんは家も事務所も大津波で流されてしまい、避難所生活を余儀なくされていました。(詳しくはニュース欄の記事や、震災後のつくり手の声特集をご覧下さい)

このような大変な時期でありながら佐々木さんは「第11期総会は予定どおり開催します。復興に向かう石巻を見てください!」と、力強く表明。同じく木の家ネット宮城メンバーのゆくみさん(仙台市・樹音建築設計事務所)、遊佐さん(大崎市・古遊工房 遊佐建築)とともに、準備を進めてくださっています。

大分、計画が具体化してきましたので、これまでに決まっていることをおしらせします。

参加資格
木の家ネット第11期会員および同伴者(社員・家族割引あり)

参加費用
会員:10/9(日)-10/10(月)のコア日程で15000円
(弟子・スタッフ・家族割引、こども割引あり。決まり次第、発表します)

※10/8(土)のプレオプション(中尊寺金色堂など)は、別料金です。

公共交通機関によるアクセスプラン

(1)10/9(土)集合時

仙台空港、仙台駅で、木の家ネットでチャーターするバスが、皆様をピックアップします。詳しい場所はまたあらためてお知らせします。

■ 飛行機組
10:30 仙台空港発の 木の家ネットバスに間に合うには?

・大阪伊丹空港より:8:30発 JAL1665便→仙台9:55着
・名古屋中部国際より:9:05発 ANA 361便→仙台10:15着

■ 電車組
11:10発 JR仙台駅前発の 木の家ネットバスに間に合うには?
 ・名古屋 7:04発 のぞみ204号 東京 8:43着/
 ・東京 8:56発 やまびこ273号 仙台 10:56着

(2)公共交通手段:10/10(日)一次解散後

仙台〜三陸地方を結ぶ電車は、震災後半年経った今も、全線不通です。自家用車で来ている方、相乗りで帰る方以外は、木の家ネットチャーターバスでお送りします。

■ 電車組
15:30頃 JR仙台駅 到着後の帰宅モデルプラン
 ・15:48 仙台発 はやて168号→東京 17:36
 ・17:50 東京発 のぞみ59号→名古屋 19:34→京都 20:11→新大阪20:26→博多23:01

■ 飛行機組
16:10頃 仙台空港 到着後の帰宅モデルプラン:
 ・16:40発 IBX48便・INA3148便 →名古屋中部空港 17:55着
 ・17:30発 ANA738便 →大阪伊丹18:50着
 ・16:35発 ANA3184便 福岡18:40着

スケジュール

日付 時間 メニュー 備考
10/8(土) プレツアー JR平泉駅前に12:45に集合。(電車利用の方は、一ノ関12:20発の東北本線 盛岡行きをご利用ください。12:31着)平泉中尊寺、千厩、陸前高田市内等を見学後、民宿泊。
10/9(日) 10:30 仙台空港
(飛行機組)
貸切バスがピックアップ

モデルプラン:
大阪伊丹空港より
8:30発 JAL1665便→仙台9:55着
名古屋中部国際より
9:05発 ANA 361便→仙台10:15着

11:10 JR仙台駅
(新幹線組)
空港発の貸切バスに同乗

モデルプラン:
名古屋 7:04発 のぞみ204号 東京 8:43着
東京 8:56発 やまびこ273号 仙台 10:56着

12:15 登米
(クルマ組)
登米観光物産センター駐車場集合

歩いて東海亭へ

12:30 昼食 於:東海亭
登米旧市街の老舗の鰻屋さん。山形県鶴岡市の蔵を移築再生したもの
(設計:ササキ設計 佐々木文彦)
13:30 講演 基調講演
「街並の復興について考える」

講演:高橋恒夫(東北工業大学建築学科教授)
於:登米(とよま)観光物産センター「遠山の里」大ホール

15:30 登米の街並見学 「みやぎの明治村」と称される登米旧市街を地元のボランティアガイドさんの案内で散策します。

見学予定場所:
旧 尋常小学校校舎
旧 警察署
武家屋敷
隈健吾設計の能舞台 ほか

17:00 移動 貸切バスと自家用車に分乗して北上町 追分温泉へ。
できれば、気仙大工の名工による津山町の横山不動尊を見がてら。
17:30 追分温泉着 山の中の一軒宿の温泉です。
参考URL http://bit.ly/pCosW1

入浴(いい温泉ですよ)後、夕食兼交流会をお楽しみください

21:00 分科会 追分温泉で4グループ、登米市内の旅館で2グループに分かれて、分科会を行います。「原発はいらない宣言」に向けてのフリートーク等を予定しています。登米の旅館には、追分温泉のバスで送迎します。

10/10(月・祭) 6:30 早朝ツアー 早起きできる方は、気仙大工のもうひとつのすぐれた仕事である柳津不動尊にご案内します。
7:30-8:00 朝食 ※登米泊のメンバーは、7:50発貸切バスで追分温泉へ
8:15 移動 貸切バスと自家用車に分乗して追分温泉を出発
8:45 総会前ツアー ササキ設計跡、北上総合支所跡、運動公園内にできた相川・小指地区仮設住宅と仮設集会所(ドングリハウス)をまわります。
9:00 相川子育て支援センター着 佐々木さんたちの地区の避難所だったところです。

避難所で共同生活していた頃、太陽光発電、微水力発電等に取り組んでいた様子が朝日新聞に掲載されました。


クリックすると大きく見えます

9:15 第11期総会 事務局より第10期報告をし、第11期の展望をみんなで考えます。
10:00 座談会 車座 座談会
「津波で被災するということ」

語り部:佐々木文彦、熊谷貞好さん(熊谷産業会長)、鈴木学さん(避難所代表)他

11:00 出発 貸切バスと自家用車に分乗して相川子育て支援センターを出発
11:15-30 見学1 白浜復興住宅

「仮設ではない復興住宅」として工学院大学の後藤研究室が建てています。

11:45-12:40 見学2・昼食 熊谷産業の葦刈場(北上町橋浦)

北上川河口にある日本一の葦刈場を見学後、葦原の見える土手で追分温泉特製のお弁当をいただきます。

13:00-13:40 見学3 遠藤邸

佐々木さんが古民家を現地再生したお宅を見学させていただきます。

13:40-14:00 見学4 北境・南境集落の見学

天然スレート葺きの民家が並ぶ集落を散策します。
※見学3と見学4は、バス班/自家用車班の2班に分かれ、順序を前後して行います。

14:00 第一次解散 貸切バスがJR仙台駅・仙台空港に向けて出発します。

※仙台到着は15:30頃、仙台空港着は16:10頃を予定しています。

電車組 モデルプラン:
15:48 仙台発 はやて168号→東京 17:36
17:50 東京発 のぞみ59号→名古屋 19:34→京都 20:11→新大阪20:26→博多23:01

飛行機組 モデルプラン:
16:40発 IBX48便 ANA3148便 名古屋中部 17:55着
17:30発 ANA738便 大阪伊丹18:50着
16:35発 ANA3184便 福岡18:40着

移動 参加者の車に分乗して、雄勝、女川、石巻市中心部をまわります。電車・飛行機組の方は、帰り時間に応じて都合の合う車に乗せていただくようになります。
オプションツアー 見学 5 雄勝町

雄勝町は硯や東京駅の屋根材にも使われている「天然スレート」の産地ですが、今回の津波で町のほとんどが流されてしまいました。前日の高橋先生の講演「街並の復興について考える」でも取り上げます。


クリックすると大きく見えます

移動 高台に女川原発のある女川、内海に面していて比較的津波被害の少なかった万石浦を経由して、石巻中心部へと向かいます。
オプションツアー 見学 6 石巻市中心部

JIA東北支部が石巻市民とワークショップ形式で復興後のまちづくりを考える「街カフェ」、海の近くの高台で石巻中心部を一望する日和山などをご案内します。どの程度まわるかは、ツアーに残られるみなさんのご都合に合わせて決めます。

「街カフェ」の取組の様子
クリックすると大きく見えます

移動 石巻市中心部からJR仙台駅付近までは、1時間半ほどです。最終解散は19時頃と予定しています。
20:00 打ち上げ 宮城総会準備メンバーの佐々木・ゆくみ・遊佐トリオとの打ち上げに参加したい方は、ぜひどうぞ!ゆっくり飲みましょう〜(総会費用とは、別会計です)

東北地方太平洋沖地震「東北応援隊」の活動速報(3/16~3/22)

職人がつくる木の家ネット 東北応援隊

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

今回の地震・津波・原発事故では、これまでの震災とはくらべものにならない大きな自然の脅威にさらされ、しかも、その被害はあまりにも地理的に広範囲にわたっています。そのすべての支援は到底できませんが、せめて、顔の見える関係性を通じて、少しでも被災地域再生のお手伝いができればと「職人がつくる木の家ネット 東北応援隊」を始めました。

応援隊が届ける物資の送り先は被災した会員個人となりますが、その個人を通じて、物資が地域コミュニティーの中で活用していただくことも含めての協力と、木の家ネットでは位置づけています。

三陸の菅野さん、佐々木さんの状況

職人がつくる木の家ネットには、津波で大きな被害を受けた三陸沿岸に、岩手県陸前高田市に大工の菅野照夫さん、宮城県石巻市北上町十三ケ浜には設計士の佐々木文彦さんがおられます。

3/11には菅野さんの、3/15には佐々木さんの安否が確認でき、菅野さんは壊滅的な打撃を受けた陸前高田にあって家族も家も無事であること、佐々木さんは自宅兼事務所が津波であっという間に流され、宮城県石巻市北上町十三ケ浜にある、相川子育て支援センターの避難所でコミュニティーのとりまとめ役の一人としてがんばられていることが分かりました。

陸前高田の菅野さんへの支援物資運搬(3/16〜3/22)

早くに連絡がとれた菅野さんから、物資の支援要請があり、木の家ネットとして被災した会員と、会員が関連して行う復興活動への協力を、愛知の大江忍さんの指示のもとに行うこととしました。

具体的にはまずは、要請のあった物資を木の家ネット会員のメーリングリストを通じて募り、新潟を集積地とし、新潟~山形~宮城経由で、陸前高田入りすることを決めました。被災地入りするための通行許可証、トラックや乗用車の供与、積込、現地までの運転、カンパなど、会員の連携により、第一便(3/16発、3/17現地着、3/18帰還)、第二便(3/20発、3/21着、3/22帰還)が支援物資を運びました。

■ 第一便(3/16発、3/17現地着、3/18帰還)

物資は、愛知、東京、新潟の3カ所に集積しました。愛知方面から新潟までの物資運搬を三重の池山琢馬さん・増田拓史さんが、東京から現地までを東京の小町歳幸さんと埼玉の綾部工務店の遠藤幸成さん・今井裕介さんが乗用車で、新潟から現地までを新潟の長谷川順一さん・山崎四雄さんがトラックで担当しました。

雪の中、山形県庁を出発する小町号

第一便の行程は、夜じゅう続く吹雪で視界もない中で初めて走るルートであり、途中、トラックの故障などのアクシデントもあり、困難を極めましたが、山形のアメニティキッチンの佐藤敬介さんのご助力でなんとかのりきることができ、要請のあった発電機、薪ストーブ、ガソリン、軽油、カセットコンロ、ボンベ、米、紙オムツ、生理用品、会員からの応援メッセージなどを無事に届けることができました。

一便のメンバー(後列右から、山崎さん、遠藤さん、小町さん、長谷川さん。今井さんは撮影中?)と菅野さんたち

 

■ 第二便(3/20発、3/21着、3/22帰還)

第一便で切り拓いたルートで、現地に持っていけなかった荷物を、滋賀の宮内寿和さんがトラックで運びました。単独での行動でしたが、大雪に見舞われなかったのは幸いでした。

左:新潟を出発する宮内さん 右:菅野さんに託した支援物資の一部

菅野さんが宮内さんに託した、木の家ネットのメンバー宛のメッセージです。

クリックして大きく見ることができます。

菅野さんは好運にも家も家族も失わずに済みましたが、菅野さんが住む地域では80世帯以上が何もかも失い、避難生活を強いられています。大工棟梁は昔から、建築だけでなく、地域のとりまとめ役としてのはたらきをしてきました。菅野さんのはたらきで、物資が必要なところで日々の暮らしの補いとなることを、願っています。

 
石巻市の佐々木文彦さんとのコンタクト

ご無事でよかった!

第一便が発ってから宮城県石巻市北上町の相川子育て支援センターにいるとの消息の分かった佐々木さんは、第一便の帰路で落ち合うことができました。「危険な地域まで来ていただくのは申し訳ないので、出向きます」と言って、最寄りのインターまで来てくださった佐々木さんに、長谷川さん・佐々木さんがお会いして、ガソリン、食料等の一便にのっていた一部の支援物資をわたしました。

家も事務所も津波に流され、安否が確認できない身内がある中、避難所の世話役として動いておられる佐々木さんは、今年の10月に予定していた木の家ネットの宮城での総会の委員長でもありますが、このような大変な時期でありながら、開催に向けて動いていきたいという気持を表明されていたそうで、頭が下がります。

秋田の加藤長光代表、仙台の徃見寿喜さんにも佐々木さんから電話連絡がありました。その内容について、【別ウィンドウでご覧ください】

なお、佐々木さんとその周辺への支援については、東京の吉田晃さんが担当窓口となって、今後、ニーズなどを訊いて進めていきます。

ほか、岩手、宮城、福島の会員さんの消息

菅野さんと同じ岩手県内でも、菊地憲夫さんの住む金ケ崎町は、水沢市の北の内陸にあたり、地震ほ被害そのものもほとんどなかったそうです。宮城県仙台市の徃見さんは、仙台でも山側の青葉区で、ご家族や家などご無事で、電気や水道などのインフラが復旧してからは、日常を取り戻しつつあるようです。山形県境にほど近い、大崎市鳴子温泉の遊佐茂樹さんは、地震の直接的な被害は大きくなく、県内被災地でのボランティア作業などに、積極的に動かれているようです。

福島県には、福島市に宍戸富雄さん、矢祭町に金澤秀行さんがいらっしゃいます。やや内陸にあたり、原発事故後の放射能汚染についても、今のところは退避圏内ではないのですが、心配な状況が続きます。それでも、地域の棟梁として、地元での建物の補修などに日々動いていらっしゃるそうです。

被災地の写真

小町さんが撮った陸前高田の写真

左:橋が流され、対岸へいけない 右:なにもかも、ぐっちゃぐちゃ

 

宮内さんが撮った陸前高田の写真

左:流されてきた瓦葺きの屋根 右:流された土蔵と家とがぶつかっている

■会員限定イベント■ 11/20-21 木の家ネット第10期総会 鎌倉大会

2010年11月で、木の家ネットはいよいよ、節目にある第10期を迎えます。思い返せば、数名の発起人の準備委員会で「職人がつくる木の家」に対する思いを集約した宣言文づくりをするところから始まり、第1期は60名弱でのスタートでした。それが今では、全国で160名近くになりました。顔の見える関係や運営委員会での入会審査が前提となるため、会員数はそう爆発的に増えてはいまぜんが、2006年改正基準法以来の伝統構法を未来につなげるための動きなど、運動は深まりと広がりを見せています。

記念すべき10回目の総会は、神奈川のメンバーが幹事となって、鎌倉で行います。詳しいことまで決まっていないところもありますが、まずはざっくりとしたスケジュールだけ、お伝えします。

表中のオレンジ色が薄くのっている部分が総会です。遠方から来られる方、ぎりぎりまで仕事のある方などのために、集合も解散も何段階かもうけてあります。また、総会解散後にも、楽しいオプションがついていますので、どのくらい鎌倉に滞在できるか、ご自身のスケジュールとの兼ね合いをみながら、予定を考えてみてください!

最終の出欠のお返事、出席の方には集合や解散のタイミング、同伴者の人数、交通手段なとについてお問い合わせする、最終アンケートをとります。メーリングリストを通じて、会員のみなさまにはアンケートのURLをお知らせしますので、お早めの回答にご協力をお願いいたします。

(続きを読む…)

■終了しました ■ 8/28-29、9/5-6 土壁塗り体験(静岡県三島市)

2010年8月号の木の家ネットのコンテンツで「セルフビルド土壁づくり」を特集しましたが、静岡県三島市萩にて大工 北山が建築中の木の家で、和歌山県在住の左官、小山将氏と、土壁つけ体験ができます!

土壁というと、重要文化財や蔵など、特殊な建物と思われがちですが、じつは、木と土の家って、昔から普通に、身近な材料での家づくりなのです。そんな家づくりを体験しませんか?

この「えつり(竹小舞)」に荒壁土をつけていきます。写真は小山左官さん。

日程
8/28(土)、29(日)、9/5(土)、6(日)
いずれの日も、9時〜15時

※スタッフは、朝8時から日暮れ頃まで居ますので、時間のゆるす方は、お付き合いください。
※雨天決行、荒天時中止です。
※一日だけ、連日参加、都合の合う時間から…ご遠慮なくお越しください。

場所
静岡県三島市萩699−1にあるスーパー、エース三島店の裏手になります。
スーパー北側の駐車場をめざしていらしてください。
最寄りはクルマでは伊豆縦貫道長泉ICまたは三島萩IC、電車では御殿場線長泉なめり駅です。
参加資格
年齢制限ありません。親子での参加、大工や左官をめざす学生さん、同業の方など、どなた様も、歓迎です。

食事と宿泊
1)見学だけでも可ですが、がんばってくれた方には、昼食支給します(笑)。
2)宿泊希望の方は、人数に限りはありますが、無料の宿舎(ごろ寝ですが)がありますので、あらかじめご連絡ください。

費用
もちろん無料

持ち物
動きやすくて汚れてもよい服装、軍手、タオル、着替えなど

申込・問合せ
直前でもよいので、参加される方はご一報ください。
090-2266-6219(北山)

9/10-1/14 第10回 木の建築塾 〜設計者と職人の協働〜(全5回)

「木造技術の再確認と再評価」をめざして連続講座として毎年開催され、10年目を迎える「木の建築塾」。今年度のテーマは「設計者と職人の協働」です。

木の建築、とりわけ伝統的な建築手法を用いて建てる場合、設計者と職人との協働、つまり「相互の立場を尊重しつつ、知恵を出し合い、時には熱い議論を交わすことのできる関係づくり」が不可欠です。連続講座では、普段からタッグを組んで木の建築に取り組んでいる5組のつくり手が毎月登場し、協働による施工事例、協働ならではの苦労や喜び、よい関係づくりのポイントなどをじっくりと語ります。

木の家ネットのメンバーもたくさん出ます!(表中の太字の人がそうです)「建築関係者はもとより、木の建築にご興味のある方々も、どうぞお気軽に」とのこと。単発での受講もできるようです。つくり手の生の声を聞きに、皆様もでかけてみられてはいかがでしょうか?

スケジュール
各回とも 18:30〜20:30

第1回 9月10日(金) 設計者と大工の協働(その1) 丹呉 明恭(丹呉明恭建築設計事務所)+大工塾
第2回 10月8日(金) 設計者と大工の協働(その2) 川端 眞(川端建築計画)+宮内 寿和(大工)
第3回 11月12日(金) 設計者と材木店の協働 日高 保(きらくなたてものや)+岡部 真人(岡部材木店)
第4回 12月10日(金) 設計者と瓦師の協働 徳井 正樹(徳井正樹建築研究室)+小林 保(屋根舞台)
第5回 1月14日(金) 設計者と建具職人の協働 松本 昌義(松本建築研究室)+新井 正(杢正)

会場
工学院大学新宿校舎(新宿駅西口徒歩5分)

受講料
全5回10,000円 (1回ごとの受講の場合3,000円/回)

定員
40名(先着順)

申込
お名前、勤務先または学校名、tel、fax、E-mail、住所を書き「木の建築塾に参加希望」と明記の上、メールでtankoro@japan.email.ne.jp、またはfaxで042-977-2491までお申し込みください。

主催・連絡先
木の建築塾 事務局(担当 岡部)
tel 042-977-0101

9/18-6/18 木の建築学校 〜木造住宅設計実践講座〜 (全10回)

健康・環境志向の住宅を望む傾向が高まり、また疲弊している日本の森林を元気にするために国産木材の需要喚起が叫ばれる今日、木造住宅がにわかに見直され始めています。

しかしながら森林国でありながら、日本では大学を始めとする建築専門教育の場では、木造について十分に教えられていないのが実状です。木造住宅を設計できるつくり手の本格的な養成が急がれなければなりません。

そこで、豊かな実務経験から鍛えられた知識を基本から総合的に学べる、頭だけでなく手を動かし、身体で感じながら学べる、そして―温故知新―先人の知恵や技術を学べる機会が、必要です。

そこで、木造の新しい未来を拓く担い手を数多く育てていく場として「木の建築学校(スクール)」が9月から開校されます。美しく、強く、心地よい木造住宅をつくりたい!と望んでいる学生さん、まだ木造はこれからという設計者のみなさんにとっては、とてもためになりそうな講座です。ぜひ参加されてみては?

会場
財団法人 経済調査会 東京都中央区銀座5-13-16 東銀座三井ビル
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅 ④番出口 徒歩1分

定員
30名

参加費
全回受講 60,000円

日程・内容
各回とも、13:00〜17:00予定

日時 テーマ 講師
2010.9.18(土) デザインと間取り① 松本 昌義
2010.10.16(土) 構造計画① 山辺 豊彦
2010.11.13(土) デザインと間取り② 松本 昌義
2010.12.18(土) 素材・木の家の温熱環境 日高 保
2011.1.22(土) 構造計画② 山辺豊彦
2011.2.19(土) 架構図実習 日高 保
2011.3.19(土) 防火計画 安井 昇
2011.4.16(土) 開口部・建具 松本 昌義
2011.5.21(土) 積算・資金計画 日高 保
10 2011.6.18(土) 木造建築・住宅史 後藤 治

講師の詳しいプロフィールについてはこちらのPDFファイルにてご確認ください。

申込
お名前、勤務先または学校名、tel、fax、E-mail、住所を明記の上、メールでtankoro@japan.email.ne.jp、またはfaxで042-977-2491までお申し込みください。

主催・連絡先
木の建築学校 事務局(担当 岡部)
tel 042-977-0101

■終了しました ご協力ありがとうございました■ 土壁アンケートを実施しています!

建築基準法の改正等に対して実務者の意見を伝えていこうという動きの中で、伝統構法の大きな要素である土塗り壁に対して、地域性の視点が不足していること、また告示1100号にあってもその改善点が指摘できることなどが見えてきました。

そこで、土塗り壁の再評価に向けて実務者からの提案を行なうにあたって、その実態調査のアンケートを行なうことにしました。

アンケートフォームへは、こちらからどうぞ!

まとめはサイト上で2010年8月末に公開し、情報を広く共有するばかりでなく、国土交通省の担当部局、および新年度より立ち上げられる「伝統構法の設計法作成および性能検証委員会」に、実態に適応できる仕組みづくりの基礎資料として提出することを考えています。

アンケートの概要
あなたの家づくりで普段している土壁、知っている土壁について教えて下さい。
大工さんや設計士さんは、左官屋さんに聞き取りをして回答下さい。
あるいは、解体現場などで見た古い土壁の例でもよいです。

締切
2010年7月31日(土) 20時

アンケートの構成
全部で7ページあります。

1.概要
2.竹小舞のページ
3.木小舞のページ
4.小舞のページ
5.土のページ
6.温熱環境等の性能について
7.その他
(1.の最後の回答で竹小舞を選ぶと2.に、木小舞を選ぶと3.に飛びます)

あらかじめ全質問項目を一覧したい方、プリントアウトする方は、こちらからどうぞ!
http://kino-ie.net/download/tsuchikabe_anquete.pdf

回答していただくにあたっての注意
・わかるところだけでも結構ですが、できればひとつでも多くの質問にお答えいただけると、貴重な資料になってありがたいです。
・ページが終わるたびに「続行」を押して下さい。
・簡易的なフォームなので、送信を押しても、確認画面は出てきません。

■終了しました■ 5/8 第8回伝統構法を考える勉強会「継手・仕口の歴史的変遷と耐震化架構体の考案」

「これからの木造住宅を考える連絡会(これ木連)」では、第8回伝統構法を考える勉強会として「継手・仕口の歴史的変遷と耐震化架構体の考案」を開催します。

「構造即意匠」を特質とする日本の伝統木造建築は、設計に際して、意匠と構造の問題を同時に解決していくことが求められます。しかし、構造的には不明な部分が多く、伝統木造の利点を現代に活かすためには、耐震化の道は避けて通れません。そこで、建築基準法の性能規定化をも視野に入れながら、伝統木造建築を新たに設計するという視点に立ち、「継手・仕口の研究」「耐震化架構体の考案」「実大実験による実証」「耐震要素別実験」「限界耐力計算による耐震性能評価」という4つのテーマに沿いながら、伝統木造の耐震化について二回にわたって、随時実例を挙げながら考えます。

その第一回目として、伝統木造耐震化の要である継手・仕口について、歴史的考察を試み、歴史的建造物の中に優れた構法を発見し、現代の構造力学的観点から改良を加え、新たに耐震化架構体を考案し、更にその耐震性能を実大実験により実証するまでのプロセス学びます。

日時
平成22年5月8日(土)13:30~16:30(開場13:00)

会場東京芸術大学美術学部 中央棟2階 第3講義室

〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
アクセスの詳細につきましてはこちらをご覧ください。

講師プロフィール
木内 修 氏  (木内修建築設計事務所代表)

定員
100名(申込順、定員になり次第締切)

参加費
2,000円

申込・問合せ
これ木連のサイトに専用申込フォームがあります。

これ木連事務局(NPO日本民家再生リサイクル協会内 担当:金井)
TEL:03-5216-3541
FAX:03-5216-3542
Eメール:koremoku@e-mail.jp

締切
5月6日(木)

主催
これからの木造住宅を考える連絡会
http://koremoku.seesaa.net/

構成団体:
財団法人住宅産業研修財団優良工務店の会
職人がつくる木の家ネット
NPO伝統木構造の会
有限責任中間法人日本曳家協会
NPO日本民家再生リサイクル協会
NPO緑の列島ネットワーク