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Q&A 時間&お金篇 木の家づくりには、どれくらいお金や時間がかかるもの?

「デフレ」の時代と言われ、欲しいものはインターネットで比較検討して、なるべく安く手に入れる。そんなことが「常識」となっている一方で、「無駄にお金を使わない、シンプルな生活がベスト。その分、大事なものは、本物がいい」という指向も強くなっています。建築専門誌でない雑誌でも「木の家づくり」の特集はさかんに組まれています。「木の家づくり」と「安さ・手軽さ」とはどうも折り合いそうにない。それでも、やっぱり気になる「お金と時間」。
いったい、どう考えたらいいのでしょうか?


  Q1 木の家の材料費
Q2 木の家づくりでは、何にお金がかかるのか
Q3 木の家の坪単価
Q4 設計料
Q5 木の家の予算
Q6 木の家が建つまでの時間



Q1. 木の家って、材料費がとても高いんでしょう? ひとくちに木の値段といっても、かなりの開きがあります。
たとえば同じ秋田杉正角材(10.5cm×3.65m)でも、
数奇屋旅館の和室に使うような節のない高級材であれば、
立米あたり34万円(*三面無節)ですが、
節があっても気にしない「一等材」なら
立米あたり5万円(平成12年12月、秋田県中央木材市場)。
これだけ差があるのです。
木の家ネットの本文に出てくる家の写真を見てください。
節のある木をそのまま使っている例が多いですよね。
木の家ネットメンバーがつくる家では、
塗装や加工をしない木をおもてにあらわして使うことで、
木のもつ「よさ」を最大限に引き出すことを
大事にしています。
そのためには、一等材で十分。
高級な材料である必要はないのです。
木の家の標準的な材料である
杉の一等材の4寸角なら一立米6〜7万円。
4mの角材で4,000円前後です。
集成柱だと一立米15万と言われますから、
無垢の木の値段が高いわけではないんです。
いわゆる普通の在来工法とくらべれば
構造材になる梁や柱に断面の大きな木を使うので、
使う木の量も多くなり、
全体の工事費に占める木材費用の割合は
多くなる傾向があります。
それだけ、ふんだんに木材を使っていることになるのです。
工事費の中では
他の項目とのバランスをみることが重要になります。
表面だけ無節のように見せかける
「貼り物」の集成柱を使い、
薄いベニヤをはりあわせた合板にわざわざ筋目を入れ
「板を敷き詰めたかのような」フローリングの床にする。
「木っぽい」家と「本物の木の」家、
あなたはどちらを選びますか?。

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*三面無節:材の表面の三方向に節がないこと
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Q2. 木の家づくりでは、何にお金がかかるの? 手で造り上げていきますから
「手間」がかかります。
特に木を扱う「大工手間」のウエイトは大きくなります。
木の家ネットのメンバーの家づくりでは、
大工が木を一本一本見ながら、
仕口・継ぎ手を刻み、組んでいきます。
ひとつひとつが、経験に裏打ちされた手仕事。
だから、工場からくる材料を簡単に組み上げれば
あっという間に建つ住宅メーカーの家とくらべれば、
時間や手間がかかりますが、
これは良い家づくりには必要なことだと考えています。
施工費用を概算するには、
まずは工事内容から、
「人工(にんく:
単位あたりの仕事をこなすのにかかる人手×時間)」
を計算します。
住宅メーカーだと坪当たり2.5人工
(墨付け刻みはすべて機械が行います)なのが、
木の家ネットのような家づくりであれば、
(個々の工事内容で変わるので、一概にはいえませんが)
8人工はかかるでしょうか。
しかし、木の家づくりにかかる総工事費は、
大工手間だけから成り立っているわけではありません。
材料費、設備、外構、それぞれにお金がかかります。
特に、住宅メーカーであれば営業・宣伝経費、
さらに展示場の経費も工事費に上乗せされます。
ですから
「大工手間がかかるから木の家づくりはお金がかかるんだ」
とだけで捉えないでいただきたいのです。
大事なことは
「何にどれくらいお金をかけるのか」
という予算の「配分」です。
木の家のために必要な大工手間をきちんとみることで、
ひとつひとつが手仕事の木の家が建つ。
それを大前提にほかの内容をどのように調整していくのか、
考えていきましょう。

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Q3. 木の家の坪単価はいくら? 坪単価は、
総工事金額(円)÷延べ床面積(坪)で現される
建物のコストを計る指標です。
家といっても、
一軒一軒広さや形、建て方の内容も違います。
ですから、
工事費用の話をするのに、材料費だの、手間だの、
あるいは設備にいくらの費用がかかっているか
などを細々と並べて考えるより、
一般的にざっくりと坪いくらと言った方が
分かりやすいのです。
たしかに、わかりやすく見えるのですが、
実はこの「坪単価」にだまされてしまってもいるのです。
新聞広告などで「坪20万から!」とうたっていながら、
実際に見積もりをとると、
それは「最低限の標準仕様」であって、
本来生活するために必要な項目が含まれておらずに、
オプションで加算され、
結局全体で見れば、そう安くもない、
という例がよくあります。
あるいは、
かかるすべての費用を合算した
結果としての坪単価にはなっていたとしても、
その家が何年もつかということや、
解体時にかかる費用、
まで繰り入れて考えると、必ずしも安くはない、
ということになりかねません。
つまり、
「坪単価」では、「長い目で見た価値」は計れないのです。
たとえば
(工事費+解体費用)÷坪÷耐用年数で
考えてみてください。
長持ちし、材料を再利用できる木の家が、
結果的に「安い」ことになりませんか?
「坪単価いくら」という表面的な数字のにとらわれず、
じっくりとその内容を考えることが大事ですね。

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