■仕切って住む「柱の家」
「壁の家」と「柱の家」。それぞれ部屋はどのようにできているでしょう?
「壁の家」では、部屋と部屋は、壁によってはっきりと断絶しています。外に出るために、ドアをつけます。部屋に入れば、ドアを閉め、ことによってはカギもかけます。ノックすれば、中にいる人が招き入れてくれますが、ドアは開けっ放しにはしておきません。しまっているのが常態です。ドアは大概、廊下に面しています。廊下は通り、つまりパブリックスペース、部屋はプライベートスペースという区分が、はっきりしています。
日本の「柱の家」は、西洋の家からみたら「ワンルーム」的です。家のかたちがおよそできあがる上棟の頃、現場に行ってみると、柱は林立していますが、すべての部屋を見渡せてしまいます。柱と柱の間に小舞をかいて土を塗る、板を貼るなどして壁をつくるもよし。敷居、鴨居をもうけて、あとからサッシ、障子、襖などの建具を入れるもよし。大きなワンルームをあとから「仕切って」いくのが「柱の家」の住まい方です。 |
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