「名取の家」:築130年の茅葺古民家と庄内の土蔵を組み合わせて移築再生

3・11の大震災で構造的に不具合の出た既存RC造の住宅の解体を決められ、建て替え新築にあたって、かねて希望していた古民家の移築再生での住まいを模索されていた。 既に山形の鶴岡で立派な土蔵を手に入れられており、私の方で紹介した大和町の古民家も気に入られ、2軒合わせて移築再生が決まった。母屋は宮城県黒川郡にあり3.11の震災により解体が決まっていた築130年の民家を移築、土蔵は山形県鶴岡市にあった築100年程度の蔵を移築再生した。移築古民家である母屋民家と土蔵を繋ぐ中間の空間として玄関を配置し、母屋側を生活空間、土蔵側をゲストスペースと位置づけ、一体感を持ちながらも音や光を分離して使いやすい設計とした。

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