木の家ネット事務局 八ヶ岳便り

2018年8月15日

10/13-14 鶴岡総会ガイド&申込

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10/13(土)-14(日) に山形県鶴岡市で、木の家ネット 第18期総会鶴岡大会を行います。その概要をおしらせします。参加表明をまだされていない方は、下記フォームよりお願いします!

鶴岡大会の概要

10/13(土) 総会初日:総会@あつみ温泉
萬国屋

10/13(土)は、400年近い歴史ある あつみ温泉の老舗旅館「萬国屋」さん(日本の旅館100選 に毎年入る人気の宿です!)で総会を行ないます。今年の総会の発表テーマは「寒冷地でつくる木と自然素材の家」。開放的につくる関東以南とはまた違ったつくりかたをしている北海道、東北、北陸、山間部のメンバーに、温熱環境、暖房の方法、雪対策など、気候風土に合った工夫を、施工事例をもとに発表していただき、地域まぜまぜの小グループでディスカッションをします。ほか、中国四国地方での水害のこと、いよいよ大詰めとなってきているユネスコ無形文化遺産のことなど、大事な話も、たくさん。総会の後は、宴会&宿泊、あいまに温泉三昧。宴会のあとは、恒例の分科会で、語り明かします。

10/14(日) 総会2日め:見学デー

10/14(日)は、今回の幹事をしてくださる 番匠 剱持大輔さんが施工した「月山をのぞむ家」、明治初期の元武士達が刀を鍬に持ち替えて農村開拓に励んだ「松ヶ丘開墾場」、庄内地方独特の民家や明治期の洋風建築が数多く復元再生されている致道博物館歴史公園と、充実のツアー。

10/15(月)オプショナルツアー:
劍持大輔と行く、羽黒山湯殿山ほか
庄内の旅

「せっかく山形まで行くのなら!」と思い切って時間をつくってくださる方には、10/15(月)に林の中に美しい五重塔が佇む羽黒山、即身成仏ミイラのある注連寺、オレンジ色の岩に渾渾と湯がわき出す湯殿山など、見どころいっぱいの庄内を剱持さんとめぐるオプションツアーも企画しています。(鶴岡市内の農家旅館などに宿泊)交通の便はけっしてよくありませんが、みどころいっぱい、食べるものもおいしい鶴岡の旅。たっぷりとお楽しみいただければと思います。

スケジュール

10/14(土)総会日
12:10飛行機組 庄内空港着
12:25電車組 JRあつみ温泉駅著
昼食は各自、あつみ温泉の温泉街で!ラーメン、蕎麦、定食などあり。
13:00あつみ温泉「萬国屋」 集合受付開始1F 茶室一炉庵の前
14:00〜18:30第18期 木の家ネット総会1F 平安の間
18:30〜19:15お風呂休憩大浴場
19:30〜21:00夕食&宴会宴会場
21:00〜21:30休憩
21:30〜23:00分科会和室に分かれて
24:00お風呂終了
10/15(日)見学日
5:00〜入浴可能
7:00〜8:30朝食
8:30〜9:00チェックアウト
09:00出発バス・自家用車乗り合わせ
9:45〜11:00見学1月山をのぞむ家
11:00〜11:10移動
11:15〜13:00見学2&昼食松ケ岡開墾場
11:50早帰り班 移動開始12:16 鶴岡発いなほ、12:50空港発ANA
13:30〜15:30見学3致道博物館ほか市内
15:30致道博物館前バス10分で駅へ。16:15 鶴岡発いなほ
16:15鶴岡発 特急いなほ18:01新潟着
16:00〜16:30 劔持さん作業場(建築中)見学鶴岡インター近く
17:50庄内空港発
10/15(日)オプション日

入り、帰りの推奨公共交通機関

10/13(土)

14時からの総会に間に合うように着くには??
■ 羽田空港から
ANA395羽田 11:10→おいしい庄内空港 12:10
■ 新潟駅から
いなほ3号 新潟 10:57→あつみ温泉 12:25 (宿のマイクロバスで送迎)
※新潟駅までは、東京から新幹線でおよそ2時間。新潟空港から、バスで25分

10/14(日)

○○○ フルコース ○○○
■ 羽田空港へ
庄内空港 ANA 400 17:50→羽田18:55
■ 新潟駅へ
いなほ13号 鶴岡 16:15 →新潟 18:01

○○○ ハーフコース ○○○
■ 羽田空港へ
庄内空港 ANA 398 12:50→羽田13:55
■ 新潟駅へ
いなほ8号 鶴岡 12:16 →新潟 14:05

参考サイト

1日め、10/13(土)、宿まわり情報

■ 宿は知る人ぞ知る、あつみ温泉 萬国屋さん
http://www.bankokuya.jp/

■ あつみ温泉地区の案内です
http://www.atsumi-spa.or.jp/index.html

■ 13(土)お昼の参考に(ラーメン久太おすすめ!)

https://retty.me/area/PRE06/ARE299/SUB29902/STAN858/

2日め、10/14(日)、昼前後の見学

■ 庄内映画村 (団体入館料 450円)
http://www.s-eigamura.jp/html/museum.html

■ 松ケ岡開墾記念館 (団体入館料 350円)
https://www.tsuruokakanko.com/cate/p0302.html

2日め、10/14(日)、午後の見学

■ 致道博物館 (団体入館料 600円)
https://www.chido.jp/

オプション=3日め、10/15(月)の前泊

■ いこいの宿 農(農家のお嫁さんが鶴岡の町中でやっている宿です。1泊4000円ぐらい。農園の野菜使った500円の朝ご飯が、めっちゃおいしい)

http://www.e-naa.com/noo/

■ 羽黒山
https://www.tsuruokakanko.com/haguro/midokoro/haguro.html

注意事項

変更等について

今回の申込を本申込とみなしますので、参加人数や予定の変更、参加未定だったのが、参加や不参加が確定したなど、ありましたら、事務局まで連絡をお願いいたします。
sokai@kino-ie.net

参加費のお支払い

萬国屋での1泊2食の宿泊だけで、おとな 15000円、小学校4〜6年生 9800円、小学校1~3年生 7000円、小学生未満 無料。これに、2日目の見学に参加する費用(入館料、弁当代、公共交通機関ご利用の方はマイクロバスの費用)が加算されます。お盆過ぎになるかと思いますが、参加費が確定したところでメールでご連絡しますので、事前振込をお願いします。

申込

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2018年5月13日

4/28 「職人宣言」で語った職人たちの全発言集!

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ユネスコへの申請対象の裾野を「伝統建築に関わるすべての職人」にまで広げる活動をしているのが「伝統を未来につなげる会」。その主旨に「職人がつくる木の家ネット」も賛同し、同会主催の「普請文化フォーラム2018(4/28 明治大学)」のフィナーレでは「職人宣言」に全面協力させていただきました。若い学生を含め、1000人集まった会場で、100人近い職人が半纏姿で登壇。
その舞台上でマイクを持って語った20人の職人の「生の声」をお送りします。

伝統建築に関わるすべての職人に光を!

普請文化フォーラム 2018」のフィナーレをかざる「職人宣言」で語った20名の職人たち。そのトップバッターは、職人がつくる木の家ネットの運営委員で、この「職人宣言」の呼びかけ人でもある、綾部孝司さん(綾部工務店)。川越で、プレカットではなく手刻みにこだわり、石場建てを含む伝統構法の住宅を造っています。

埼玉・大工 綾部孝司

かつて日本の美しい街並みは社寺、町家や民家でできていました。そのひとつひとつは、堂宮大工や家大工が、それぞれの立場を尊重しながら、同じ技術体系の上に連携して造ってきたものです。ところが、現在では「伝統的な木組みで建てる」といえば「宮大工ですね!」と言われ「家大工(やだいく)」という言葉は消え失せてしまっています。伝統建築にまつわる各職方の仕事も、町場では普通には見られなくなっており、森林大国でありながら、木を扱える職人をはじめ、関連する職方や道具鍛冶も減り続けているのが現状です。

しかし、環境と共生したこの技術体系を、過去のものとするわけにはいきません。つくり続け、継承していくには職人同士の連携を深め、世間の認識を深めていく必要があります。先人から受け継いできた技術と倫理観を、未来へと引き継ぐために、ユネスコ無形文化遺産での申請範囲の底辺を広げ、町場で仕事する大工まで含めていくことが必要だと考えております。

ここから、マイクが順々にまわっていきました。まずは、大工の袋田琢己さん(FUKURODA工房)。神奈川からたくさんの仲間を引き連れて参加されました。

神奈川・大工 袋田琢己

日本の木造建築、そしてそこで営まれる暮らしそのものが、日本が世界に誇れる民族文化だと思っています。これをぜひ、未来の子どもたち、世界へとつなげていきましょう。

静岡で天竜杉の製材をしている山口好則さん(アマノ製材)。低温乾燥の天竜杉は赤身が美しく、木をあらわす家づくりに生きる素材。木材産地も、普請文化の上流として大事な存在です。

静岡・製材 山口好則

日本の森林の恵みを活かすためにも、多くの知恵と技術が必要です。それを未来に継承し、次の世代の若者のために魅力ある仕事としてつなげていきたいと思っています。

横浜でタイル施工をしている小澤啓一さん(プローブ)。伝統木造の家づくりでは、ユニットバスではなく、床にタイルを貼った昔ながらのお風呂も人気。玄関ポーチや駐車場、台所でも、彼の技が光ります。

神奈川・タイル 小澤啓一

伝統建築の家は、たくさんの職種で成り立っています。一丸となって、伝統建築を守っていきます。

埼玉で大工をしている高橋俊和さん(都幾川木建)は「柱の復権」を力強く訴えました。

埼玉・大工 高橋俊和

柱は「天と地とを結ぶ」ものです。暮らしの中で柱を見たり、柱に触れたりする機会がまれになってしまっています。それが日本人の精神力を衰退させたと私は思っています。私にはスローガンがあります。「柱を立てよう!そして、伝統のスピリットを未来に!」

サラリーマンから大工に転身した増田拓史さん(工房MUKU)。若い弟子を連れて三重からやってきました。

三重・大工 増田拓史

私達町場の大工が、普通に伝統の仕事をやっていける、そんな世の中になることを、心から願っています。

滋賀県で工務店を営む川村克己さん(川村工務店)。息子たちに本業はまかせて、柱と貫を組み上げてつくるジャングルジム「くむんだー」での木育活動に奔走しておられます。

滋賀・大工 川村克己

「木を組んでこそ、大工だ!」これが私の、弟子に対する座右の銘です。木組みの技術があってこそ、修復の仕事ができます。すべての伝統職人に光をあてて、家をつくる「家大工」を、ユネスコに推薦してください。

東京都の西部にも、広大な奥多摩山地があります。そこで製材業を営む浜中英治さん(浜中材木店)からは「川上と川下」をつなげるメッセージが。

東京・製材 浜中英治

山の木は生きています。これからもみなさんに活用していただいて、すばらしい家の材料として活用していただきたい。これが山からの願いです。それが山を守り、緑を守ることにつながります。

六年かかって写真から撮り下ろしてつくったという共著「伝統建築用語辞典」が6月5日にようやく世に出る、高橋昌巳さん(シティ環境建築設計)は、出版にあたっての想いを語られました。

東京・設計 高橋昌巳

東京で土壁の家を30年つくり続けています。失われるのは技術ばかりでなく、言葉もそうです。「言葉をなくした文化」にしないためにも、ぜひ買ってください。(ご予約はcity@minos.or.jp 高橋まで!)

木の家ネットのメンバーではありませんが、袋田さんと一緒に来られた数寄屋大工の佐久間貴毅さん。

神奈川・大工 佐久間貴毅

神奈川県で数寄屋建築に携わっています。横浜でも伝統建築が減少しています。私達がやっている仕事が後世につながっていくと信じ、つねに心技体を鍛え、貫いていきたいと思います。

社寺の工務店で修業をし、神奈川で家大工としての工務店を開業、ご夫婦でがんばっておられる田中龍一さん(田中大工店)。

神奈川・大工 田中龍一

今日までは、日本の職人技が、伝承されてきました。これを未来に伝え、美しい建物を今までどおり、つくり続けたいと思います。頑張るぞ!

静岡の松村寛生さん(木ごころ工房)。石場建てで天竜材、土壁の自宅を施工中です。大勢の人が現場に土壁塗りに来ていて、自然素材と結での家づくりに確実な手応えを感じているそうです。

静岡・大工 松村寛生

かつてあたりまえに作られてきた、伝統構法のよる家づくりを、この大きな動きをチャンスに、取り戻しましょう。それは、職人の魂に喜びを取り戻すことにもつながっていきます!

国交省で実施していた「大工育成塾」の修了生の集まりとして「大工志の会」を主催する藤本嶺さんは、会を代表して来られました。

神奈川・大工 藤本嶺

日本の大工職人を未来につなげる国家プロジェクト「大工育成塾」開塾から15年が経ち、修了生の集まりである「大工志の会」にも、全国に約600人もの会員がいます。これから、このネットワークを生かして、日本の伝統建築を支えていきたいと思います。よろしくお願いします!

今年10月13-14日に開催する木の家ネットの次期総会の幹事をもつとめる山形の剣持大輔さん(番匠 剱持工務店)は、がっつりとした、雪国らしい家づくりをされます。総会開催地となる鶴岡からかけつけてくれました。

山形・大工 剣持大輔

伝統構法は、住宅建築にも受け継がれています。住宅、文化も含めた無形文化遺産登録に、ご協力をお願いします。

宮村樹(樹工舎)さんは、長く社寺建築に携わっていますが、家大工が多い木の家ネットの初期からの会員で、ちょうなで原木を梁に拵える「はつり」などの面白さを広めてくれました。宮大工でも、家大工でも、伝統構法という「根っこ」は一緒ですね。

山口・大工 宮村樹

先人の技、知恵、思いのタスキを、未来につなげるのが、私達の義務だと思っています。

岡山で木組・土壁・石場建ての家づくりを実践している山本耕平さん(杣耕社)。日々、手を動かしている大工らしい宣言でした。

岡山・大工 山本耕平

毎日のように建物のことを考え、墨をつけ、刻み、そして建て起こしています。毎日訥々と続けているこの作業は、先人大工の知恵の集積だと思っています。これからも毎日コツコツと、ぼくの工夫も織り交ぜて、後世に残すことができればと思っています。

自然と調和した建築である日本の伝統構法に見せられて、アメリカから大工修業をするために来日したジョン(杣耕社)。山本さんの元で大工をやっています。

岡山・大工 Jonathan Allan Stollenmeyer

日本の伝統建築は人と環境の調和を通じて、長年かけて培ってきた「生きる力」だと思っています。これをぜひつなげて、後世に伝えましょう

田口太さん(土壁の家工房 (有) 田口技建)は、熊本震災後の復興にお忙しい中、熊本からかけつけてくださいました。

熊本・大工 田口太

九州でも伝統構法を担う大工がつながり、日々精進しています。日本の家づくり文化で培われてきた知恵や技術を、私達家大工が守り、そして、未来へ継承していくことがこの「普請文化」にとって、大切なことだと思っています。

東日本大震災後、埼玉から宮城の三陸海岸沿岸に移住したマイケルこと杉原敬(大工瑞(みつ)Sugihara Takashi woodworking and building)。年間の半分は牡蠣やワカメなどの漁師、半分は大工という生活の中で感じていることを語ってくれました。

宮城・大工 杉原敬

温暖化と酸性化、プラスチックゴミなどで、海の環境も激変しています。北極海の氷は、どんどん溶けています。グレートバリアリーフの牡蠣は全滅しました。三陸で70年漁師やってるおじいさんが「こんなことは初めてだ」と言っています。これ、みんな人間のせいなんです。ものづくりをする人は、本当に、持続可能なものづくりをやってください。お願いします。

京都の綾部で、古民家改修を多く手がけている、金田克彦さん(大」(だいかね)建築)。猟や農業と大工と、不可分な暮らしから実感することを、そのまま美しい「花」になぞらえた宣言をしてくれました。

京都・大工 金田克彦

日本建築にはまだまだ「花」がいっぱい残っていると思いますが、花には根も土も必要です。それがなくなってしまうと全部「造花」になってしまいます。無形文化遺産、暮らしにねざしたところから、そのシステムごとまるっと、採択されるよう、望んでいます。

最後にマイクがまわったのは、福井からかけつけた伊藤和正さん(株式会社イトウ工務店)。シンプルで力強い宣言で締めくくりました。

福井・大工 伊藤和正

ただただ、伝統構法を無形文化遺産に!よろしくお願いします。

最後に、島崎棟梁の音頭で、観客全員も起立して三本締めをし、会場全体が一体感に包まれました。

職人宣言への呼びかけ文

来れ!職人たち!

「伝統建築木工 匠の技」がユネスコ無形文化遺産として推挙されることが決まりました!嬉しいことですね。

けれど・・今のところ文化庁が対象と考えているのは、文化財保存修理のための「選定保存技術」に関わる14の技術に携わる職人のみ。それ以外は伝統建築にかかわる職人であっても、対象とならない、というのです。実際には社寺をつくる宮大工も、住宅をつくる家大工も、伝統木造でするのであれば同じ「伝統建築木工 匠の技」であるはずなのに・・

4/28(土)に伝統を未来につなげる会の主催で「普請フォーラム2018」が東京のお茶の水で行われますが、これは、国がをユネスコに正式申請する2019年の3月までに、「伝統建築木工 匠の技」の対象を新築、造園、城の石垣普請などにまで広げていくことを目指すための内容となっています。

職人がつくる木の家ネットは、文字通り「家づくり」にたずさわる大工、諸織、設計者、林材関係のつくり手の集まり。その中心にいる「家大工」は、日々の実践の中で、まさに伝統建築技術を次世代につなげています。フォーラムの当日、そのことをアピールする、若き職人たちによる「職人宣言」をする時間をとりました。

この記事を読んでいるあなたが、「伝統建築木工 匠の技」を実践している職人であるならば、半纏を着て、当日11時にかけつけてください!そうではないけれど、このことに関心あるよ!という方も、13時からのフォーラムにぜひご来場いただき、舞台を埋め尽くす職人たちのカッコイイ姿に、胸震わせてください!!

職人宣言 呼びかけ人 
綾部孝司・袋田琢巳・高橋俊和・劍持大輔(職人がつくる 木の家ネット 関東チーム)

職人宣言に参加するには??

参加申込

伝統を未来につなげる会 http://denmi.jp/ のフォームより
※「職人宣言」参加希望にチェック!

参加資格

伝統木造建築にたずさわるすべての職人

集合時間

4月28日 (土) 11時
(開演は13時ですが、事前に打合せとリハーサルを行います)

集合場所

明治大学神田駿河台校舎
アカデミーコモンズ内(11F建てのビルです)2Fホール受付
(JRお茶の水駅より徒歩5分)

参加費

1000円(13時〜16時のフォーラム参加費として)

着装

工務店の半纏または 作業着 で !

およその進行

11:00 2F ホール受付に集合
11:15 3Fホール客席にて 顔合わせ、打合せ
11:30 舞台でリハーサル
     リハ後 休憩
     (昼食は各自持参、開演までに済ませる)
13:00 開演 
16:00 終演(出番は、終演近い時間)

お問い合わせ

info@kino-ie.net

※14項目の技術とは・・・
建造物修理、建造物木工、檜皮葺・杮葺き、茅葺、建造物装飾、建造物彩色、屋根瓦葺(本瓦葺)、左官(日本壁)、建具製作、畳製作、木造彫刻修理、装潢修理技術、日本産漆生産・精製、縁付金箔製造

呼びかけちらしをつくりました!

メールやSNSで、拡散してください!

おもて

うら

■ 印刷にお使いいただける、PDFファイル(表裏両面)
職人宣言_よびかけ_プリント用

■ フォーラムそのもののちらし、PDFファイル(表裏両面)
4:28_ちらし

裏面のテキストを抜き書きしました!

「伝統建築木工匠の技」
伝統木造建築にたずさわる、すべての職人に光を!

日本政府が「伝統建築木工匠の技」をユネスコ無形文化遺産選定候補として推挙する事が、今年2月に決まり、来年3月にはユネスコに正式に申請することになりました。「伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!」を掲げて、伝統木造技術文化遺産準備会(会長=中村昌生)で3年間活動をしてきた成果であり、この4月からは一般社団法人 伝統を未来につなげる会がこの活動を引き継いでいくこととなりました。
 ところが文化庁では、文化財保存修理に携わる、ごく限られた範囲の職人だけをこの「伝統建築木工匠の技」の担い手ととらえており、実際に伝統建築の仕事をしてはいても、それ以外は無形文化遺産の対象ではない、と考えていません。一般住宅を造っている 私たち「家大工」や「庭師」「石工」はその中に入っていません。
 
時代に則した新たな工夫を加えながら、次の世代に引き継がれ、今日まで続いて来たものが「伝統」です。新築技術が途絶えた時点で、伝統は過去のものとなります。木の性質を見抜き、木と木を木で組み上げるこの日本建築の技は、自然環境と調和的に共生する思想に裏付けられた技で、これからめざすべき「資源循環型社会」をつくっていく上で、高く評価されるべきものです。
 
来年3月の正式申請までに「伝統建築木工匠の技」の対象を、現在の狭いくくりから伝統木造建築に携わるすべての職人にまで広げたい。そのように私達は考えています。この思いを、28日にお茶の水の明治大学アカデミーホールで開催される「普請文化フォーラム2018」で、「職人宣言」として表明します。大工の皆さん。そして左官、瓦、建具、畳、板金、木材、山、庭師、鍛冶職、石工他のみなさん。ぜひ奮ってご参加ください。

伝統建築は、多くの職種の手仕事が連なって成り立っています。ひとつとして、欠かすことはできません。集まりましょう。舞台を埋め尽くして宣言しましょう。「私たちがこの技を未来につなげていきます」「伝統建築に関わるすべての職人に光を!」と。半纏を着て、作業着を着て、胸を張って高らかに宣言しましょう。

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2018年1月13日

新春企画ランキング!を読み解く

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「木の家ネットらしさって何?」を
新春コンテンツから発見!

お正月に公開した新春コンテンツには、なんと33もの!ベストショットが寄せられました。それらを分析してみると・・木の家ネットって、どんな感じのつくり手が集まっている会なのか、よ〜く分かります!

事務局から「2017年にベストショット」を呼びかけた時に想像してたのは、竣工物件の「建物の外観写真」でした。
・・・ところが蓋をあけてみたら???

それぞれの投稿を傾向別に分類してみました。

※写真をクリックすると、特集本編のその記事にジャンプしますよ!


「家づくりはプロセスを楽しまなきゃ!」建て主さんと結い作業系 9票
「子どもたちに伝えたい!」次世代継承系 8票
「むずかしいこと言われると燃えます」手仕事追求系 7票
「納得の仕事ができました」自慢の施工事例系 5票
「自慢は良い仲間!」人とのつながりが幸せ系 2票
「作業場つくってます!」シゴト環境整備系 2票

「家づくりはプロセスを楽しまなきゃ!」

建て主さんと結い作業系 9票

建て主さんと作業している!シーンの写真が圧倒的に多かったですね。よいとまけ、竹伐り、小舞かき、土壁塗り、柿渋塗り、焼杉板づくり・・・工業製品の壁だったら、コンクリートの基礎だったら、関わる余地はないですよね。けれど、身近にある素材で手仕事でするパートも多い「職人がつくる木の家」なら、建て主さん家族やまわりの人が関われる工程がいろいろある!のです。家づくりのゴールは、建物としての家。けれど、家づくりはそれだけではない。できあがるまでのプロセスを楽しめる、楽しんだ分、できあがる家に愛着がわく、というのも、家づくりの大事な要素なのです。

綾部 孝司さん:コンクリート基礎を打たない石場建ての現場で、建て主さんと「よいとまけ」。
橋詰 飛香さん:同じく石場建ての現場で、よいとまけではなく「版築(はんちく)」的な基礎がためを建て主さんと。

日高 保さん:土壁を塗る下地の竹小舞をつくるために、建て主さんと竹伐り隊。
村上 幸成さん:外壁に使う杉板をつくるのに、建て主さんと古式の三角焼き。これが簡単で早い!

岡崎 定勝さん:山に入って、大黒柱にする木を建て主さんと選ぶ。木のいのちをいただいて家になるのです。
東原 達也さん:写っているのは竣工した建物ですが、ここまでの普請のプロセスがまさにフルコース!

伊藤 淳さん:みんなで土壁塗りが楽しすぎて、終わるのがさびしい!という建て主さん。
北山 一幸さん:建て主さんと土壁塗りする現場の下支えするのが、練り土供給班。

持留 和也・ヨハナ:初めての人にも伝わりますね!この原始的な体験のワクワク。

「子どもたちに伝えたい!」

次世代継承系 8票

次点で多かったのが、家づくりやまちづくり、職人技術の継承などを通じて、次世代や海外の人に何かよいものを「伝えたい!」という思いがあらわれたベストショット。体験を通して伝わることは、ただ教わることと違って、身に付き、いつかきっと芽を出す。そう信じて「種まき」をしているのですね。

大江 忍さん:家族が自然とコミュニケーションできる家。こんな階段や梯子も、いい中間的な場になりそう!
鈴木 直彦さん:大江さんと同じ発想!そのネズの木の皮むき現場の一枚です。

川村 克己さん:ことばを発しない、森の気持ちを紙芝居で伝えます。
長谷川 順一さん:伐採と製材と木ごしらえは、本来ひとつのこと。杣(そま)からはじまる家づくりを伝えます。

林 美樹さん:海外の人にも日本の「職人がつくる木の家」のよさを伝えたい!
中村 武司さん:母校の目の前のお堂づくりに関われた子どもたち。一生の思い出に残りますね。

和田 洋子さん:なんだかアイドルかなんかのコンサートみたい!ああ、餅まいてるからか!
北山 めぐみさん:中学生がお掃除している土間は、じつは赤煉瓦敷きなのです!

「むずかしいこと言われると燃えます」

手仕事追求系 7票

効率のよさだけを追い求める世界とは逆なのが「ものづくり」の世界。やれそうにないような注文を「挑戦」ととらえ、工夫を重ねてやりきる。その喜びはひとしおです。

宮内 寿和さん:あんなことやってのけた宮内さんなら、きっとやってくれる。そんな出会いが面白い!
山崎 四雄さん:放射状の木組みが二重になっているのも、まるで広げた傘の真裏にいるみたいです!

沖野 誠一さん:松本勉さんのものすごい鏝絵!沖野さんが惚れ込んだ土佐漆喰の左官さんです。
高橋 俊和さん:本居宣長が12歳から亡くなるまで住んでいた鈴屋の奥座敷を再現!という難題。

劍持 大輔さん:家の一部を建物の軸線から45度ずらす。それを実現したら七方差しになった!
小山 武志さん:戦前の家の軒裏を直しました。大工の技術の見せ場です。

「納得の仕事ができました」

自慢の施工事例系 5票

それぞれの得意分野が光っています。どの事例にも、とことんまで気を抜かないものづくり魂が感じられますね。

小澤 啓一さん:ほかの要素との取り合いの中で、水平垂直を出すのは用意ではない!きっちり屋のタイル屋さんの仕事。
中川 幸嗣さん:「むくり」とは「反り」の反対。わずかにふっくらとした仕上りのこと。波の連なりのようにも見えます。

吉田 晃さん:腐って落ちていた天井をぶち抜いて屋上にあがる階段を取り付けた? 逆転ホームランですね。
寺川 千佳子さん:こんなお家だったら、ますます家に居るのが楽しくなりそう。母の愛が感じられます。

佐々木 文彦さん:県産材をたっぷりと使った家に、建て主さんご家族も大満足。

「自慢は良い仲間!」

人とのつながりが幸せ系 2票

丹羽 明人さん:これだけ多くの人が家づくりに関わっているんですね!
高橋 一浩さん:かっこいい!このままブルースバンドのジャケットになりそうです。

「作業場つくってます!」

シゴト環境整備系 2票

手刻みをする大工には、長尺材や丸太材をそのまま持ち込める作業場が必須。いい材に出会った時にはつい買ってしまうから、ストック場所も。といっても、最初から理想の作業場があるわけではありません。となったら、一世一代の作業場づくり!今年のコンテンツとして取り上げたいテーマのひとつです。

横山 潤一さん:はるばる旅をしてきた、明治時代の小学校の材と、各地から馳せ参じた仲間達とでできた悲願の作業場。
中川 孟さん:静岡から石川へ。拠点が変われば、まずは作業場からつくらねば!

まとめると・・・

木の家ネットのつくり手は、結果としての「家」を供給するだけでなく、建て主さんと家づくりの「プロセス」を楽しむことを大事にしている。そして、子どもたちに、職人の手仕事や無垢の木、自然素材、自分たちで家づくりに関わることの価値を伝えようとしています。

仕事の手を抜くという発想はなく、むしろ、こだわりすぎて狭い所に入り込まない事の方が要注意。それでも、難しいような注文が来ると「やってやろうじゃないか」と燃えるつくり手は多いもの。そのように追求して、納得できる仕事になった時の喜びが、次のものづくりへの意欲となるのです。

仕事をしていく上で大切なのが場です。目に見えない場は、人とのつながり。目に見える場は、手刻みをする大工にとって欠かせないのは作業場です。場が発する気が、家づくりそのものに大きく影響します。

今年も、全国のつくり手が、建て主さんとともに造る家づくりを通して、家が長く愛され、愛着をもって社会的な資本として受け継がれていく社会を築いていく一端を担っていくことができますように!事務局として、そのように願っています。

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