木の家ネット事務局 八ヶ岳便り

2017年11月17日

松井鉄工所の「垂直ドリル」は、仕事がはかどりそう

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松井鉄工所といえば、木の家ネットで復活の署名運動を行った「込栓角ノミ」のことを覚えている方も多いかと思います。三重県伊勢市に本社がある、船舶用ディーゼルエンジンを主な事業とする会社なのですが、建築業界では、かゆい所に手が届く電動工具・木工機械のメーカーとして知られています。

その松井鉄工所に11月半ばに行く機会がありました。訪問するのは2016年の4月以来、一年半ぶりです。目的は「垂直ドリル」の実機を見せていただくためです。

松井鉄工所の垂直ドリル

「垂直ドリル」は、マツイ電動工具の一番新しい製品で、他社からはよく似た商品が「バイスドリル」という名前で売られています。他社製品との違いは、

  • バイスで挟んで固定するのではなく、定盤を踏んで固定する方式のため、いくつもの穴を連続してあける場合に素早く作業ができる。
  • 押し込みストロークが長く(370㎜)、大きな材料の穴あけが可能
  • 定盤に丸ノコ用定規が取り付けられるので、さらに素早い作業が可能
  • 定盤内に墨線に合わせるための凹凸があり、正確に作業を進めることができる
  • モーター部分がしっかりと固定されているので、ブレのない作業が可能

といったところでしょうか。
効率良く、精度の高い仕事ができるよう、工夫がつまった製品だと思います。

丸ノコ用定規(別売り)がつけられる

しっかりと固定されたモーター部分

実は、この商品の開発段階に、木の家ネットの会員が少し協力しています。「込栓角ノミ」の発売の際に、意見を求められたのに続き、「垂直ドリル」は企画段階でコメントを依頼されました。そこで、全国各地の運営委員とネット会議をするのに使っている「ZOOM」というシステムを使い、関心のある全国の会員に呼びかけて意見交換をしたのです。

ZOOMによる企画会議中

なかには、松井鉄工所から送られたスケッチに書き込みをして、意見をしてくれた会員もいます。普段、自分たちが使う道具の開発に関われるなんて、めったにないことです。

細かく書き込まれたスケッチ。残念ながら見せられません。

これからの企業のあり方として、ユーザーと対話しながら、お互いの求めるところを与え合うようにして歩んでいくのは、理想形のひとつかと思います。特にお互いが相手を必要とする縮小していく市場では、より密接な関係が望まれます。

松井鉄工所の設計課の中村文彦さん、営業の山本節さんは、去年の掛川総会にも参加いただきました。今回の訪問時には、品質管理課の久世隆彦さんにもお話うかがいました。今後とも、よろしくお願いします!

左から設計課の中村文彦さん、営業の山本節さん、品質管理課の久世隆彦さん
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