筑後川の中流域に位置する福岡県朝倉市は、上流に小国と日田という巨大な林業地を抱え、北に英彦山、南に八女と、良質な杉・桧の恩恵を受ける恵まれた地域です。100年を超える手入れされた木も比較的容易に入手できます。
20品種を超える杉の高樹齢材を、伐り旬の時期に1年分を買い付け。構造材、造作材、板材など、品種の特性に合わせ、一棟すべての木材を丸太から木取りします。自然乾燥を基本にしていますが、45度以下の超低温乾燥機による人工乾燥も手掛けています。社寺や文化財から住宅まで、これまで納材した建物はHPをご覧ください。
設計事務所から設計・施工の工務店を立ち上げて15年たちます。伝統的構法の家づくりを実践しています。大径材を使う家、職人が育つ家づくりを実践しています。構造だけではなく、温熱環境やデザインも追求しています。民家再生の仕事では多くの事を学びました。
21世紀にふさわしい住まいとは、高耐久で、健康によく、環境にやさしい住まいだとの理念のもと、心と体の健康を育む住まいづくりをしています。古民家に学び、耐久性、構造の力強さと優美さ、人の体に安全な自然素材、木や土や紙を生かす職人の確かな技術を伝承してゆきたいと思っています。
家は住まい手のものであり、また地域景観の要素あるので、自己主張せず、伝統工法で地域の材を使い、つくり手の手垢の残る、昔からのあたりまえの木の家づくりをします。住まい手の思いを十分に理解し、ともに造り、ともに良かったと思える家づくりを目指しています。
私達は職人の手づくりで土壁と木組みの家づくりをしています。今からの時代を考えればこそ、熊本の山の木や土を使い、先人の知恵で培われてきた、技術や素材で家づくりをして行くことが環境と人への配慮が出来る家だと私達は考えます。
熊本は杉の産地である。熊本の山の自伐林業家から木材を直接購入している。最近、高気密・高断熱の家が増えているが、冬暖かく夏涼しいというのは、エアコンの効きが良いということらしい。「窓を閉めてエアコン」の生活も良いが「窓を開けて扇風機」の家がもっと良い。風通しを良くし、土・紙・藁・無垢板・漆喰等の吸湿材で家をつくれば、エアコン不要となり、夏のピーク電力が下がり原発4〜5基は減せるかもしれない。