カネサダ番匠

兼定 裕嗣

私は大工です。屋号を「カネサダ番匠」と申しますが、番匠とは昔の言葉で大工を意味します。最近の家づくりは予算や工期、法律など多くの制約があります。またプレカットや新建材の使用が進み、本来の手仕事や無垢の木を生かした伝統的な木造住宅が姿を消しつつあります。私たちは古の番匠に倣い、できる限り木の命を生かし、お施主様に喜んでいただける家づくりを目指して、与えられた条件の中で最大限の努力を行うことを心がけています。

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ギャラリー


  • 通し梁の並ぶ家

    構造材は郡上市産材、造作材は岐阜県産材で全て天然乾燥材です。地元産材を積極的に使う場合、柱は桧、梁は杉が多いのですが、梁を杉にする場合は渡り腮(わたりあご)で組んで梁通しの構造にします。基礎から上部には金物を使用せず、手刻みによる木組みで持たせ、長持ちするように工夫します。構造は一番大切なものと考えています。その他在来工法から伝統構法まで、幅広く対応します。


  • 登り梁の掛かる家

    家の耐久性を上げるためにも、軒の出を大きくすることも大切なことの一つです。郡上では古くから登り梁によって軒を出す工夫がされてきました。大きな軒は雨から建物を守り、夏には日射を遮りつつ風を呼び込み、冬場にはきちんと暖かい太陽の光を届けてくれます。外部にも、雨仕舞を考慮しつつ、無垢の木でのしつらえも工夫します。


  • 忘路庵

    独立後、初めて手掛けさせていただいたのが、この茶室(忘路庵)でした。数寄屋には和の要素が凝縮されています。伝統的、基本的な技術や意匠も守りつつ、現代の暮らしや好みにも沿えるように、自分たちの設計や施工のスキルを高めていきたいと思っています。


  • 土壁の竹小舞下地

    土壁を塗る家も減ってきましたが、機会があれば検討してみてください。梅雨時はさらっとして、夏は涼しく、冬は乾燥し過ぎずといったように、家の中の環境を適度に整えてくれます。土壁以外の高気密や高断熱化にも対応します。昔の家づくりも、今の技術も一長一短です。与条件の中で最適な計画や施工を一緒に考えましょう。


  • 自然素材を生かした内装

    梁や柱などの構造部材を化粧(そのまま見せること)現しにしたり、土壁の左官仕上げをすることで、魅力的な空間を作り出すことができます。フローリングや建具も地元産の無垢の木です。このような昔ながらの造作は多少の時間はかかるものの、長年住み続けることによって、木の色の変化とともに、家族の暮らしの変遷も見届けてくれることでしょう。


  • 心と体を癒す内装

    完成したお宅に久しぶりに尋ねると、やはり入った途端に木の香りを感じます。このお宅の娘さんも「この家は木の香りがするから大好き」と言ってくれています。木は家を支える部材となった後も生きています。例えば、柱1本で一升瓶1本分の水を保水し、周囲の状況によって水分の出し入れをする、と言われています。大切に愛着を持って使い続けていただく家づくり、それが私たちの目標です。