母屋の敷地内に子育て中の家族が暮らすハナレです。地域のもの・日本のものにこだわり、木材は主に天竜産の杉やヒノキ、家具には森町の椎の木を利用しました。住まい手や地域の人達と一緒に竹小舞を編み土を塗った土壁。呼吸する土壁と無垢材が心地よい木と土のハナレです。
愛知県知立市に建つ約45坪の木組み土壁の家です。
住まい手はお若いご夫婦と、まだ幼い三人のお嬢さん。
敷地は北側の川に向かって緩やかに下る農地の中にあって日当りがとても良い場所。北側に開けた眺望がこの土地を見た時に感じた魅力ポイントの一つです。
敷地面積は約150坪。広いお庭では野菜づくりも楽しみます。
この家の中心は薪ストーブのあるリビングです。
リビングとダインニングに接してアトリエがありますが、ここは奥様の創作の部屋。
“ 楽しい仕掛け ”の絵本などの制作をされています。仕切りの戸を閉じたり開け放つことで、籠って没頭したり、時にはのびのびと気持ちを解放して創作できる空間です。
作業性を良くする為に、吹抜けにして北面の開口を高く大きめにとることで、照度の安定した天空光を取り入れました。また、画材や作品の収蔵の為に、吹抜け壁の一面を収納にしました。
この家は暮らしの場であると同時に、野菜を作ったり創作活動のための “ 働く家” でもあります。
かぞくの小屋。
アウトドアの道具やご夫婦の趣味のための空間。将来は子どもたちの隠れ家にもなるかもしれない予定で、梁の上に床を作ることを想定。
自然乾燥の杉板で囲われた天窓のある気持ちのいい土間空間に仕上がりました。
建築家の設計した和モダンな住宅に馴染む駐輪場を作りました。
柱は栗材をなぐってもらい伝統的な技術により柔らかいラインを出しています。
基礎は錆御影をビシャン仕上で住宅のアース色の雰囲気に合わせています。
天井は垂木のピッチを細かくしてリズミカルに。
小さい建築ながら、伝統技術をちりばめながら軽快な自転車置き場となりました。
大都心の上野に隣接した場所で建てられた下町の材木屋が造る上野桜木の家。
家具はすべて大工が造った造り付けの家具となっていて、桧や杉、ブラックウォールナットなどを使用しています。
1階にはカバの無垢フローリング、2階には桧の無垢フローリングとあえて違うものを使用。
壁と天井には調湿効果に優れた珪藻土を使用して一年中快適な空間にすることができます。
また、造り付けの造作家具の建具には、なかなか見ることのできない銘木である官木の秋田杉の柾目を使用していて大変落ち着きのある雰囲気になっています。
杉パネルをふんだんに使用した勾配天井のリビングや大工がつくる造り付けの造作家具や造作のキッチンなどお施主様の溢れるこだわりと土手加藤の得意とする無垢の木の家づくりと腕利きの職人の技が融合した木組みの家となっています。
志段味は名古屋北東端の郊外にある住宅地。今から20年ほど前のこの辺りは広大な緑地でしたが、今ではすっかり新興住宅地に姿を変えました。その一画の約75坪の敷地に建つ、延べ面積約33坪の木組み土壁の家です。
住まい手は丹羽アトリエに十数年も務めてくれた元スタッフ。今はとても元気な二人の男の子の母として子育てに奮闘する日々を送っています。
“子供もだんだん大きくなって元気一杯! もうアパートからはじけ出てしまいそうなので、すぐにでも戸建ての家に移り住みたいんです!” とSOSがありました。
これからしばらくの間は子育てをしながら
“日々の暮らしを親子で楽しみながら成長する家”。
そしてその後は
“夫婦二人でゆったりとした暮らしを楽しむための家”。
そんなイメージを中心に据えたプランは、ほぼ平屋に近い建物に。
パブリックなスペースと水回り、主寝室は一階に配置し、二階には子供室とテレワーク室をコンパクトにのせました。
それから、実はこの家にはお楽しみが・・・。
元気一杯の子供達(と、お父さん?)のお楽しみに「登り棒」と「うんてい」を組み入れました。
家を壊さない程度に・・・楽しんでね! 笑。
せっかく建てるのですから、出来るだけ沢山の夢を実現していきたいですね。
そんな家づくりをお手伝い出来ることが私の喜びですし楽みでもあります!
人吉・球磨大水害を受けた。しかし、同じ場所で営業を再開することをした。
人吉城の石垣・球磨川下り・船頭・穏やかな水面をモチーフとした組子格子行燈の下で
球磨焼酎を飲む
建て込んだ住宅街に建つ住宅である。周囲からの視線が気になるので、板塀で周囲を囲んだ。そして、居間の部分をくぼませ、室内からの庭が広く見えるようにした。台所を南に配置し、庭を見ながら料理するのが夢であった。
農園と果樹園に囲まれた風通しの良い立地に、風にあそぶ石場建ての家はあります。
南北に長い敷地の形状に合わせた建物の形は、棟から出し桁の軒先へとつながる屋根勾配と日射・通風を素直に受け取れる招き屋根型の高窓へとつながる2つの形から成り立っています。
縦張りの西川杉の外観は、果樹園の緑とも馴染みよく、時間の経過とともに益々味わい深いものとなっていくことでしょう。
木造軸組構法 土塗壁+落とし込み板壁 2階建て 30坪