林業と農業を営む。谷から吹く卓越風が北の窓から抜けていく。薪スト―ブの燃料は自分の山の木の廃材である。山の木を多量に使用したが、木だらけにならないように、適宜に漆喰を壁に使った。・南は山がつらなる借景となる

歴史的な街並みと現代建築の密集する埼玉県川越市の街中に、自然を楽しむ街の家はあります。
コンクリートの建物やアスファルト舗装を横目に、敷地全体に表土を残し、落葉樹や草花、菜園、浸透池など潤いのある大地づくりに欠かせない要素を持ち合わせています。

割栗石と小松石にてつくられた石場建ての床下には一年を通して程よい風が流れ、バッファーゾーンとして機能する外構ともなじみ良く、露出させた土の上には再利用した古茅を敷いて仕上げています。骨組みは近くの山で育った西川杉や西川桧を手刻みで加工し、古材と共に適材適所に配慮しながら組み上げ、長きに渡り維持管理のし易い伝統的な構法としています。板張りの外観からは、防火上は大丈夫?と時々質問をいただきますが、断熱性の高い木材は実は燃え抜けしにくい材料であり、防火規定にも適合しています。

今後経年変化で木材の色は深みを増し、大地や歴史的な地域とも馴染んでいくことでしょう。

木造軸組構法 落とし込み板壁 平家建て 27坪

約31坪の2階建て住宅です。
吹抜けがリビングを明るく照らします。

愛知県津島市に建つ、延べ約30坪の木組み土壁の家です。
住まい手は、ご夫婦と三人のお子さんの五人家族です。
住まい手のAさんご家族に初めてお会いしたのは今から四年ほど前。当時建築中の現場にご案内し、無垢の木に触れて頂きながら、木組みと土壁の特徴や魅力についてお話しさせていただきました。
「あの時の杉と檜の香りが本当に心地よくて、子供達も絶対に木の家に住みたい! と大はしゃぎだったんです。」と話されます。

この家の設計のポイントの一つは、リビングに隣接してクラフトルームを設けたこと。
Aさんご家族はみんな大のクラフト好き。木工や革細工など、いつも何かしらものづくりを楽しんでいらっしゃるご様子。ですので、みんなで使える4メートルの長い作業台カウンターがあるクラフトスペースをリビングに隣接する案を提案いたしました。
隣のクローゼットの一角には、クラフトに使う道具や材料のストックスペースを。また、外でも作業ができるように、南のデッキへの出入り口も設けました。
リビングの南側がダイニング。そして、親子でお料理を楽しめるように、キッチンはやや広めにしました。キッチンへの導線は玄関から食品室を通り抜けるショートカットのルートもあり、日常の生活では便利さを感じていただけるのではなでしょうか。
一階の北側にはクローゼットとトイレ、洗面所、浴室などの水回りをまとめてあります。
二階には主寝室と子供室(一室は二人でシェアすることに)。また、寝室奥には屋根裏を活かして小屋裏収納もあります。

プランが決まり、住まい手ご家族と一緒に八百津の山へ木材の伐採に出かけました。伐り出したのは、梁に使う太い杉丸太と柱に使う檜の合計4本です。子供たちは幹に手を当てて、まるで木との愛称を確かめるようにして選んでいました。きっといつまでも、この時のことは覚えてくれているでしょうね!
家づくりの主役は家族の皆さん。一生に一度の家づくりですから、是非、家族みんなの思い出に残る、楽しいものにしたいと思っています。

40坪の石場建ての平屋住宅です。

子供部屋や寝室は小さくして、家族や友達と過ごせるみんなの空間を広くしました

岡崎の市街地の小高い岡の上に敷地はあります
ご両親が住まわれていた家を取り壊し、二世帯住宅の石場建ての家を建築いたしました
構造設計は、限界耐力計算に基づき、コンクリート基礎ではなく
400角の御影石の上に建ち、アンカーなどで固定していない伝統的な方法です
木材は、愛知県三河産のヒノキと杉です
奥様のご出身が、青森ということで
青森ヒバをどこかに使用したいというご希望から
浴室の壁、天井、と脱衣室の床、壁、天井に使用しました

築150年の蔵座敷を住宅にリフォームしました。土蔵の良さを生かしてピアノ室を設けています。多段の貫による耐震補強の軸組を入れ子にして組み込むことで、耐震補強も実現しました。

地域の福祉拠点となる施設です
弊社の設計施工です
地域材を使用し、瓦も地元の三州瓦です

土台 : 愛知県産 桧4寸角
管柱 : 愛知県産 桧4寸角
通柱 : 愛知県産 桧5寸角
梁、桁 : 愛知県産 杉4寸巾 高さ 4~8寸 、タイコφ6~8寸、
床 : クリ 15㎜ 内壁 : 土壁下地+珪藻土塗り
一部 杉板貼り 外壁 : 漆喰塗り、ガルバリウム鋼板
屋根 : 陶器瓦葺き

尾張旭市の三郷駅近くの敷地に建つ家族4人の住まいです。
木材は、全て愛知県産のヒノキとスギです。
ドイツ製のエコボードを外壁の断熱材として80+40を二重に使用してます。
屋根の断熱材は、秋田のフォレストボード50。床の断熱は、フォレストボード40です。

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