自然を楽しむ街の家

街中であっても季節の変化を感じながら自然と共に暮らしたい。

立地は、歴史的な建物や木造は点在するものの、近代的な商業ビルや高層マンションの立ち並ぶ中心市街地という環境であり、コンクリートやアスファルトに覆われた地面が大半を占めています。

自然と共に暮らすための計画を進めるに当たりまず重要視したのは、周囲の環境と建物との間に緩衝帯を設けることです。視覚的、音響的そして温熱的な緩衝帯です。特に夏季の猛暑日におけるコンクリートなどからの輻射熱は、居住環境を悪化させるため、可能な限り表土を現す計画としました。そして、月極駐車場となる西側のエリアにおいても、雨水の浸透を速やかにし、保湿できる地盤面とするため、造園家の協力を得て透湿性の高い材料と有機物を用いながら、他の敷地部分同様に浸透水脈を設け、緑化をするなど対策を施しています。

建物は石場建ての仕様となっており、周囲の緩衝帯と地続きになり、床下にある竹炭穴や古茅の効果もあって、季節によらず程よい床下湿度を保っています。室内は、深い軒や大きな引き込み窓、多孔質の天然乾燥杉板を用いた板倉のため、季節に応じた調湿機能も手伝い心地よい住み心地を実現しています。

矩計図

夏の暮らしや冬の暮らしなど、季節ごとの暮らしが最適化できるよう、地盤や周囲の環境、将来への配慮をした計画になっています。安定した地盤まで割栗地業と自然石を用いていることもその配慮の一つです。

ポイント

POINT
1
居住環境と街の景観への配慮
❶ 様式・形態・空間構成
❹ 景観形成
❺ 住まい方
POINT
2
古材の再利用と新材の組み合わせ
❶ 様式・形態・空間構成
❸ 材料・生産体制
POINT
3
出来るだけ人力でつくる
❷ 構工法
❸ 材料・生産体制

建物の概要

テーマと要素

街中で自然を楽しみながら暮らす

1
様式・形態・空間構成
2
構工法
3
材料・生産体制
4
景観形成
5
住まい方
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