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まず、素材が木や土といった
呼吸する自然な材料であることが、
季節をしのぐ助けをしてくれます。
まず、無垢の(塗装をしていない)木や土壁は呼吸するため、
温度や湿度を適度に保つという
すばらしいはたらきをもっています。
4寸角の無垢の柱一本でビール瓶1本分の水分を
吸ったり吐いたりするはたらきをもつといいます。
外気が湿っていれば吸収してくれ、
乾燥していれば水分を放出してくれます。
そのため、じめじめした梅雨から夏にも結露が起きにくく、
そして冬は冬で、空気がカラカラになることがないのです。
また、無垢の床板は、冬でも素足に冷たくないもの。
サーモグラフで板の表面を測ってみれば
塗装したフローリングの床と大した差はないのですが、
実際に歩いてみると、体感温度が全くちがうのにおどろきます。
特に針葉樹の木肌は
たくさんの細胞の穴があいた「ポーラス空隙」という、
多孔質の状態になっているため、人間の足の温度を反射してくれ、
それで、とてもあたたかいのです。
冬の日射しが無垢の床板にあたるようにするとなおいいですね。
これは冷たい空気の遮断・断熱ではなく、蓄熱の効果です。
ある程度の厚板でないとこうしたはたらきは発揮されません。
例えば、室内真壁、外大壁、壁内に断熱用の空気層をつくった家で、
屋内外の温度を測定してみたところ、
冬の外気温が-10度の時でも
室内は10度前後で快適でした。
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